ツヤプリの入稿データ
ツヤプリの入稿データも、通常の入稿と同じように作成します。

ツヤプリ印刷とは、印刷部分を樹脂でコーティングする印刷加工です。
印刷工程でインクに直接加工を行うため、通常のレトロ印刷と同様に入稿データを作成いただき、ご入稿時にツヤプリを行う版をご指定ください。
ツヤプリ印刷とはツヤプリデータを作るコツ
ツヤプリも1色にカウント

ツヤプリを行う版も1色としてカウントされます。
同じ色のインクで、ツヤプリを行う部分と行わない部分がある場合は、ツヤプリ用の版と通常印刷の版に分けて作成してください。ツヤプリカバーの透明インクも1色としてカウントされます。
ツヤプリ版の指定方法

ツヤプリは片面2色まで指定することができます。ツヤプリを行う版は以下の方法で指定してください。
- 注文フォームの「ツヤプリ版の指示」欄にツヤプリを行うデータ名を入力します。
- ツヤプリを行う版のファイル名に「tsuya」と入れてご入稿ください。
ツヤプリの注意点

ツヤプリと金インクを組み合わせる(金インク自体をツヤプリ、金インク印刷+ツヤプリ)ことはできません。また、両面へのツヤプリはできませんのでご注意ください。
ご注文の前に注意点を必ずご確認ください。
ツヤプリの注意点透明インクでツヤプリカバー

透明インクを使うことで3色以上の印刷もツヤプリでコーティングできます。
ツヤプリで印刷できるのは片面2色までですが、印字部分全体を覆うように透明インクで印刷して、透明インクにツヤプリ加工を行うことで、3色以上の印刷もツヤプリでコーティングすることができます。
製本では、表紙をツヤプリカバーかPP加工にすることで、トレーシングペーパーなしにすることが可能です。無線綴じ製本の表紙は、ツヤプリカバーかPP加工が必須となります。
ツヤプリカバーの入稿データ
入稿例(4色+ツヤプリ1色)





透明インクでツヤプリカバー

ツヤプリ版はひとまわり大きめに作る

透明ツヤプリ用の版(=透明インクで印刷する部分)を、通常の入稿データと同じように黒1色で作成します。
ツヤプリ印刷の際に熱処理で紙の縮みが発生するため、通常の印刷部分とツヤプリ印刷部分との間で、より版ズレが生じやすくなります。
文字や線などの細かい部分は特にズレが目立ちやすいため、透明ツヤプリの版をひとまわり大きめに作成されると、下の印刷がはみ出しにくくなりきれいに仕上がります。
透明インクの特徴はこちらをご覧ください。
- 透明インクも1色としてカウントします。
(例えば、通常の3色印刷+透明インクのツヤプリは4色印刷になります。) - 透明ツヤプリカバーの面積が全体の80%以上となる場合は、透明インク版の濃度を80~90%に下げてください。
- 版ズレや針跡、ローラー跡などのレトロ印刷の仕上がりのリスクは、通常の印刷と同様に生じます。
レトロ印刷の仕上がりについてはこちらをご確認ください。
試し刷り、できます。
データの濃さは大丈夫かな? 混色は上手くいくかな?
そんなときは試し刷りをご利用ください。
- 試し刷りはレトロ印刷の特徴をご確認いただく商品であり、同一の仕上がりを保証するものではありません。
- 試し刷りと本注文で、版のズレ具合・インクの発色・ムラ・汚れなどは全く同じものになりません。
- レトロ印刷は均一な発色の印刷ではないため、色校正は行っておりません。
- 仕上がり見本と比較してのデザイン校正・誤字や脱字のチェックは行っておりません。