1リソグラフで印刷
通常どおりリソグラフで印刷します。インクが乾く前にバーコのコンベアーにのせ、樹脂のパウダーをふりかけてインクに付着させます。
一般的なポストカード・はがきサイズの厚紙印刷です。
短辺は最小30mm以上必要です。
レトロ印刷はズレやムラ・かすれが特徴の印刷です。初めてのご利用や多色刷りの場合、試し刷りされることをおすすめします。
試し刷りはA3またはA4(B4またはB5)サイズでの納品です。断裁・加工は行いません。
レトロ印刷の味わいをツヤツヤぷっくり閉じ込めます。
樹脂でコーティングするためインク落ちも防げます。
ツヤプリ印刷とは、米国・バーコ社が開発した隆起効果を出す特殊印刷(バーコ印刷)です。
発泡性の樹脂パウダーを、印刷したインクが乾く前に付着させ加熱することで、印刷部分が立体的にコーティングされます。
ツヤプリ加工を行った部分は樹脂でコーティングされるため、ムラやかすれなどのレトロ印刷の風合いはそのままに「インク落ち」を防ぐことができます。(ツヤプリ加工をしていない印刷部分はインク落ちします。)
ツヤプリの仕組み
1リソグラフで印刷
通常どおりリソグラフで印刷します。インクが乾く前にバーコのコンベアーにのせ、樹脂のパウダーをふりかけてインクに付着させます。
2バーコに通す
余分なパウダーをバキュームで落とし、約400度の熱を加えてインクに付着した樹脂のパウダーを溶かします。
3冷ます
バーコの出口で吹き出される冷風により熱が冷まされ、ツヤツヤ・ぷりぷりにコーティングされたツヤプリ印刷のできあがりです。
レトロ印刷で使用しているリソグラフは片面2色ずつ印刷を行う印刷機です。
3色以上の印刷や両面へのツヤプリは、紙を印刷機に複数回通す必要がありますが、既に印刷したツヤプリがつぶれたり、加熱しすぎとなるため行っておりません。通常の印刷と組み合わせての両面印刷や、多色印刷はご注文いただけます。
ツヤプリを行う部分は、濃度が低いと樹脂のパウダーがあまりのらないため、ツヤプリ部分の版は濃度を90%以上でお作りいただくことをおすすめします。
透明インクでツヤプリカバー
透明インクでツヤプリカバー
ツヤプリ版はひとまわり大きめに作る
透明インクを使うと3色以上の印刷もツヤプリでカバーできます。
ツヤプリにしたいインクの印刷部分を覆うように、透明ツヤプリ版のデータを作成して、ご注文ください。印刷ズレが発生するため、透明インク版のデータは2~3mm大きめに作成するのがおすすめです。
ツヤプリできない紙
ツヤプリ印刷の印刷料金に、ツヤプリを行う面積に応じた料金が加算されます。
下の図は面積パターンのおおよそのイメージとなりますので、ご注文の前に正確な料金をお知りになりたい場合は、お見積りフォームからツヤプリ版のデータをお送りください。
各面積パターンごとの加算料金は、ご注文サイズ・枚数により異なります。
ツヤプリ面積のパターン例
Aパターン
全体の約10%未満
Bパターン
全体の約10~20%
Cパターン
全体の約20~30%
Dパターン
全体の約30~50%
Eパターン
全体の約50%以上
両面にツヤプリ
金インクをツヤプリ
金インクと併用
製本(表紙)
追加断裁
折り加工
穴あけ加工
角丸加工
角落とし加工
ミシン目加工
スジ入れ加工
型抜き加工
その他、ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。